*岐阜県の富有柿 persimmon*
富有柿発祥の地であります岐阜県は、日本の甘柿の大産地で最も東に位置しています。日差しも強く積雪も多い事から夏と冬、昼と夜を自然豊かに表します。
その風土が生み出す寒と暖は、長い間おいしい富有柿を育てて参りました。現在、糸貫、大野、本巣等を主に生産者様約220名の柿をお預かりし販売しております。
*富有柿選果場↓
・中村青果では長年高品質を心がけ選果を行っており、関東や中京市場ではその品質が評価されています。
秋になると関東では主に新宿、千住、世田谷市場から量販店や街の八百屋さんで
中村青果の白い箱をちらほらと見つける事が出来ますよ。
食欲と健康の秋!
*文部科学省日本食品標準成分表参照
〜岐阜の特産品である柿の紹介~
数多くある柿の品種の中で、全国で最も生産量が多く代表的な品種は "富有柿" という渋のない甘柿の品種です。 富有柿は岐阜県の瑞穂市(旧巣南町)発祥で甘みが強く、日本文化に深く根付いた果物です。 しかしながら柿と言えば桃やメロンといった果実ほど人気はなく、あまりそのおいしさや栄養価の高さは知られていないのが現状です。 ではその栄養価とはどれほどのものか。
まずビタミンCをとても多く含んでいて、ミカンの2倍、リンゴの17倍、ブドウの35倍、レモンと同等に含んでいます。 ビタミンCはコラーゲンの生成を促進させ、組織の結合を強めることで肌のハリやきめを整えます。
ビタミンAの作用をする効力を表したβカロチン当量はリンゴ、ブドウ、イチゴの20倍含んでいます。 ビタミンAは、網膜細胞の保護に用いられ視力の低下や眼病を防ぎます。
カリウムもブドウ、リンゴ、ミカンより多くイチゴと同じ程度含まれており、腎臓で血圧を下げる酵素カリクレインを増やす働きがあり、 細胞で生じる老廃物を利尿作用により排出します。
また食物繊維やアミノ酸も多く含まれています。 それでいて富有柿は糖度が18度をこえる物も多くモモやメロンより甘く、カロリーは100gあたり60kcalとリンゴやブドウとほとんど変わりません。
この様に果実が主に持つ栄養素の中でほとんどを多く備えている果実は他にありません。 カロリーも低いですし甘くておいしいので、満腹感も充分ですから、まさに美容、健康、ダイエットにぴったりです。
さらに柿にはタンニンというポリフェノールも多量に含まれています
柿が赤くなると医者が青くなる。 と昔から言われてきたように栄養価が高く、 古くから重宝され、神社や祭壇に捧げられてきました。 18世紀末スエーデンの植物学者カール・ツンベルクは長崎に渡来した際、 このような日本の柿のパワーを知り学名としてディオスピロス・カキ~神様からの贈り物~と名付けたました。 近年では全国的にも非常に優秀なおいしい岐阜富有柿の生産量も減少の一歩をたどっています。 皆様には今一度じっくり、おいしい柿を味わっていただければ幸いです。